沖縄の美しい自然環境と地域社会を持続可能な形で守りながら、地域の発展を目指す多様な取り組みの中で、さまざまな専門家との出会いがありますが、その中で改めて、SDGｓ（持続可能な開発目標）を本質的に捉え直す機会となったのが、株式会社大栄コンサルタントのサステナビリティ事業室長、岩村俊平氏との出会いでした。岩村氏は、沖縄の自然資源を最大限に活かし、環境保護と経済発展が共存するリゾートライフのモデル構築を目指しています。
沖縄の課題としては、「過剰観光」の影響は大きく、観光客数の増加に伴い、自然環境への負荷が高まり、資源の枯渇や環境汚染が懸念されています。また、地域社会への影響として、観光地で働く人々の生活が不安定になり、地域の伝統や文化が薄れていく危険性もあります。そこで、地域資源を尊重した観光プランを提供することはもとより、自然や文化に関する教育的な体験プログラムを提案し、観光客に沖縄の魅力を深く理解してもらうことで、環境保護への意識を高めるなどの取り組みも積極的です。
また、地域社会との連携を強化することも重要となり、観光業が地域経済を支える一方で、その利益が地域住民にしっかりと還元される仕組みを作ることが大切だと。地域の人々が観光業に参加し、自らの文化や価値観を発信できるような環境づくりが求められます。
そして、環境共生型リゾートのモデルの提案では、リゾート業界において、環境負荷を最小限に抑え、地域資源を有効活用することが求められる中、岩村さんが発信する自然環境を守りながら経済的にも発展できるリゾートライフの実践や提案内容に、持続可能な観光の未来を見出すことができるのではないかと思うのです。
岩村氏の取り組み姿勢を受けて、私たちも沖縄の自然環境と地域社会の調和を探求し、今後のリゾートライフと環境共生の課題に対する具体的な解決策を提案していきたいと思っています。沖縄の美しい未来を守り、次世代に引き継ぐために、持続可能な社会の実現に向けて共に努力していきたいと考えています。