ドローンを飛ばすには資格や許可は必須?知っておきたい注意点とは

ドローンは誰でも入手して飛ばすことができるのが魅力の一つ。素敵な映像を撮影するためにドローンを購入しようと考えている人も多いのではないでしょうか。

そんなドローンで心配事があるとすれば、どんな資格が必要なのか、飛ばすには許可が必要なのか?などの知識。

そこでこのページでは、ドローンを飛ばすにはどんな準備が必要かを詳しく解説していきます。

ドローンを飛ばすには資格が必要か?

結論から言うと、2021年6月現在、ドローンを飛ばすために特別な資格は必要ありません。そのため、誰でもドローンを飛ばすことは可能です。

しかし、「自由」に「どこでも」飛ばせることができるわけではないので注意してください。

ドローンには法律で定められている「航空法」と「飛行禁止空域」を守って飛ばさなければなりません。

飛行場所での許可は必須?

ドローンの飛行場所の許可については、国土交通省が定める「航空法」と「飛行禁止空域」に照らし合わせてご紹介します。

航空法について

現在制定されている航空法は全部で10項目あります。

1.アルコール又は薬物等の影響下で飛行させないこと
2.飛行前確認を行うこと
3.航空機又は他の無人航空機との衝突を予防するよう飛行させること
4.他人に迷惑を及ぼすような方法で飛行させないこと
5.日中(日出から日没まで)に飛行させること
6.目視(直接肉眼による)範囲内で無人航空機とその周囲を常時監視して飛行させること
7.人(第三者)又は物件(第三者の建物、自動車など)との間に30m以上の距離を保って飛行させること
8.祭礼、縁日など多数の人が集まる催しの上空で飛行させないこと
9.爆発物など危険物を輸送しないこと
10.無人航空機から物を投下しないこと

出典:国土交通省

このなかで飛行場所について許可が必要になる項目は、8番の「祭礼、縁日など多数の人が集まる催しの上空で飛ばす場合」になります。

飛行禁止空域について

続いて飛行禁止区域も見ていきましょう。

(A)空港等の周辺(進入表面等)の上空の空域
(B)緊急用務空域
(C)150m以上の高さの空域
(D)人口集中地区の上空

出典:国土交通省

A、C、Dの場所でドローンを飛ばした場合は、国土交通大臣(地方航空局長)の許可や承認が必要になります。しかし、Bだけはいかなるときも飛ばすことは禁止されているので注意が必要です。

ドローンを飛ばす前に準備しておきたいこと

ドローンを飛ばす事前準備として、確認しておくべきポイントは3つあります。

  1. 航空法と飛行禁止区域の確認
  2. 許可が必要な場所を飛ばす場合は早めに許可申請を行う
  3. 私有地を飛ばす場合は管理者の許可を取得する

空港周辺の区域や人口集中地区の上空を飛ばす場合は、航空法に基づく申請手続きとは別に「地方航空局長」の許可や承認が必要になります。

申請には飛ばす予定日から逆算し、少なくとも10日前までに申請書類を提出しておきましょう。

現在、申請が混み合っている関係により審査に時間がかかっているようです。許可・承認が必要な場所を飛ばす予定の方は、3~4週間程度余裕をもって申請するようにしましょう。

ドローンを飛ばすには必ず飛行申請が必要か?

どのようなドローンを飛ばす場合も、基本的に飛行申請は必要という認識で良いでしょう。ただし、重要なのは「ドローン本体の重さ」によって規制対象が変わるということです。

2015年12月に施行された改正航空法によると、ドローン本体の重さが「200g」を超える場合は次のような規制(飛行禁止空域)があります。

  • 空港等の周辺(進入表面等)の上空の空域
  • 150m以上の高さの空域
  • 人口集中地区の上空

上記のような場所を飛ばす場合、国土交通大臣・地方航空局長の許可や承認が必要になります。

また、航空法で定められている以下6つのケースでも許可・承認が必要です。

  • 日中(日出から日没まで)に飛行させること
  • 目視(直接肉眼による)範囲内で無人航空機とその周囲を常時監視して飛行させること
  • 人(第三者)又は物件(第三者の建物、自動車など)との間に30m以上の距離を保って飛行させること
  • 祭礼、縁日など多数の人が集まる催しの上空で飛行させないこと
  • 爆発物など危険物を輸送しないこと
  • 無人航空機から物を投下しないこと

200g未満のドローンの場合

では、200g未満のドローンは?とお考えの方もいらっしゃると思います。

200g未満の場合、適用されるルールは「空港周辺」と「一定の高度以上の飛行」などで、この場所を飛ばすためには国土交通大臣・地方航空局長の許可が必要になります。

また、これ以外にも「小型無人機等飛行禁止法の規制」や「都道府県の各自治体の条例」、「電波法」など細かく規制されています。

このように、200g未満だからといって自由にドローンを飛ばすことはできません。飛ばす場所がどういった場合なのか、事前に確認し許可や承認が必要な場合は早めに申請手続きを行ってください。

ドローンの飛行場所に関するよくあるご質問

最後に、よくご質問を受ける、ドローンが飛行して良い場所や禁止空域についてご説明します。

ドローンを飛ばせる場所は法で決まっているのか?

ドローンを飛ばせる場所は航空法という法律で細かく決められているため、飛ばす場所が禁止空域にあたるのかどうか事前に確認しておくことをおすすめします。

空港周辺や人口集中地区、150m以上の高さを飛ばす場合は原則禁止されています。

航空法に違反した場合、「50万円以下の罰金」「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」といった罰則が科せられる可能性があります。

禁止空域でドローンは飛ばせないのか?

ドローンを日本国内で飛ばすためには航空法によって飛行禁止空域が決まっています。

  • 空港周辺
  • 150m以上の上空
  • 人家の密集地域

上記の場所はドローンの飛行を禁止しているエリアです。しかし、絶対に飛ばせないわけではなく、国土交通大臣や地方航空局長の許可や承認があれば飛ばすことは可能です。